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ESSAY,1
『オーストラリア紀行、1』〜ケアンズ〜
 

今回から、オーストラリア紀行をお送りします。
オーストラリアは、日本から約7〜9.5時間のフライトという距離にありますが、
時差は約1時間ほどしかありません。
南半球にあるので、季節は日本とは逆になりますが、
日本の約22倍の広さのこの国には、孤立した大陸だからこそ見られる、
驚異の大自然があり、珍しい動植物たちにも出会えるということは、
みなさん、よくご存知ですよね。

まず第1回目は、2000キロにおよぶ珊瑚礁の沿岸で有名な、
クイーンズランド州のケアンズから、スタートしましょう。
ケアンズは、熱帯雨林地帯へのゲートウェイとしても知られるトロピカルな街で、
リゾートらしい開放感も味わえる、人気のエリアです。
この街自体は、さほど大きな街ではないのですが、
実は、ここを基点に観光できる、二つの世界遺産があります。
一つは珊瑚礁の沿岸、グレートバリアリーフで、
もう一つが、熱帯雨林(キュランダ)です。

“グリーン島”(グレートバリアリーフ) クイーンズランド州の海岸沿いには、
約600もの島があり、そのうち、
リゾート施設として利用できる島は、およそ20あります。
今回ご紹介する、グリーン島はその一つで、
ケアンズからもっとも近い場所(高速艇で約45分)にあります。
驚いたことに、この島は珊瑚礁だけでできた島で、
発達した珊瑚が水面まで届いているので、そこに鳥が集い、
鳥のフンに紛れたり、波に乗って、この島に流れ着いた植物の種子が芽を出し、
さらにその植物が落とした葉が腐って土ができ・・・、
という具合に、長い時間をかけて、自然がつくり上げた島なんだそうです。
だからでしょうか、本当にたくさんの鳥が、生息しているんですよ。


この島は、歩いて30分程で1周できる、わずか13ヘクタールの島ですが、
『グレートバリアリーフの宝石』と言われている通り、
周囲すべてが、真っ白なビーチとサンゴ礁に囲まれていて、
海水も、それは見事な透明度で、
海に潜らなくても、珊瑚や魚を見ることができます。
輝く太陽に、透き通った海、そして、たくさんの鳥と魚たち。
まるで、地上の楽園といった美しさです!

ここには3回訪れているのですが、
初めて訪れた時、腰まで海に入れば、すぐそこで魚が泳いでいたのですが、
回を重ねるごとに、だんだん深く海にもぐらないと、
魚に出会えなくなってきました。
単に、行った時の季節によるのかもしれませんが、
海水が汚れてきたせいかしら?、と思うと、悲しい気持ちになりますね。

そして、最初にこの島に訪れた時のことで思い出すのは、
魚がいっぱい泳いでいるのを眺めては、うれしくて、
手で捕まえようとしたりして、大はしゃぎした時のことです。
ふと、砂の下に隠れている、平たい魚を見つけたので、
足でつついてみたら、ひょいと上にあがって、また砂に隠れるので、
おもしろくて、しばらくつついて遊んでいたんです。
それが "エイ" という魚で、しっぽの先には、
猛毒があるということを後で知り、ぞっとしたものです。
何もなかったからよかったですが、見知らぬ国の海の生物については、
きちんと学んでおくべきでした。
無知とは、本当に怖いものですね。

それにしても、この島の海の色は、どこまでも透明で美しく、
太陽の日の射す角度や、雲のかかる具合、またサンゴや、水深によって、
浅瀬は淡いブルー、遠方は深いブルーというように、刻々と変化し、
白い砂浜も含め、その微妙なコントラストが、本当にすばらしいのです!
さらに、その海の中には、日本では見ることのできない、
色鮮やかな魚たちが泳ぎ、彼らの作り出す、色のコンビネーションが、
これまたステキで、自然のつくりだす色の世界の見事さには、
ただただ、魅入るばかりでした。

しかも、こんなに豊かな風景を、水平線に続くまで、
私と、一緒に旅した友人と、たった二人で独占しているという快感。
日々の生活の中で、こんな贅沢な景色を目の前にするなんて、
ぜったいに、あり得ないことですよね!
太陽と、風と、海のすべてと、一体になったような晴れやかな気持ちを、
今でも、忘れることができません。

“キュランダ観光” キュランダは、ケアンズの北西34キロにある、
アサートン高原の入り口にある町で、周辺にはアボリジニの居留地もあり、
100年前、初めて訪れた人が『妖精の国』、といったほどの、
美しい熱帯雨林の町です。

ケアンズ駅から1日2本出ている、
1880年代製のクラッシックな木の内装と、真っ赤なシートが印象的な列車、
「キュランダ・シーニック・トレイン」に乗って、キュランダへ向かいました。
車なら、30分ほどのところですが、
鉄道では2時間ほどかけて、渓谷や森林の景観を眺めながら進みます。
街の中、といっても小さな街ですから、
あっという間に、民家もまばらになっていきます。
最初は海沿いを走って行くのですが、すぐに一面のサトウキビ畑が、
車窓いっぱいに広がりました。
その広大さといったら、呆れてしまうほどで、これだけの量のサトウキビを、
一体誰が、どうやって育て、また収穫するんだろうかと、
余計な心配をしてしまうほどの広さです。

しばらくすると、列車は山を登り始め、
今度は突然、熱帯雨林の景色へと突入しました。
この熱帯雨林は、1億2千年前(!)に、
オーストラリア全体を覆っていた、森林の一部なんだそうです。
そして、オーストラリア特有の動物や植物が、
昔のままの姿で生息してもいます。
さすが、世界遺産に指定されるだけの森です。

到着したキュランダでは、水陸両用車の6WD車
「アーミーダック」に乗り込んで、
熱帯雨林を探検するツアーに参加しました。
そこには、日本では決して見ることのない種類のヤシの木や、シダなど、
高さ20〜30mクラスの木々が生い茂り、
珍しい種類の寄生植物や、そして直径2mもある巨木も目にして、
森のダイナミックな姿に、圧倒されるばかりでした。
もちろん、お花たちも、熱帯植物そのもので、
原色の赤や黄色が鮮やかなお花たちが、
これまた不思議な形のまま、豊かな緑の中で、咲き誇っています。
その堂々とした姿は、今にも動き出しそうな、野性味あふれる印象でした。

訓練されたレンジャーによるガイドと一緒に、
熱帯雨林を散策できる場所もあるのですが、
びっくりしたのは、猛毒を持った植物があったこと。
その植物は『スティンギングツリー』と言って、
そのとげに触ると、その後遺症は半年は取れないという恐ろしいものです。
ツリーというよりも、小さい枝についた、ただの葉っぱに見えるのですが、
これも、知らないで触っていたら、大変なことになっていたと思います。
本当に、この国の自然の豊かさ、奥の深さには、驚かされますよね。

ここキュランダは、移動するだけで、山あり、川あり、熱帯雨林ありと、
壮大なオーストラリアがもつ、豊かでワイルドな自然を、一気に体験し、
満喫できる場所でした。















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