TOPページ新着情報プリザーブド&ドライフラワーレッスンのご案内生花レッスンのご案内ショップフォト&ブライダルプロフィール世界紀行トップお問合せ

フランス ニュージーラン オーストラリア 中国 カナダ イギリス


 『カナダ、ESSAY,8』


いよいよ、カナダ紀行も最後になりました。
大好きなカナダの旅の最後に、バンクーバーについて、ご紹介しますね。

高層ビルが建ち並ぶバンクーバーは、カナダで3番目に大きな都市ですが、
一年を通じて温暖な気候に恵まれているためでしょうか、
世界の園芸愛好家たち憧れの、英国文化を伝承したガーデンが数多くあり、
個人の邸宅でも、手入れの行き届いた美しいお庭を、たくさん見ることができます。
まずは、代表的な公園からご紹介していきましょう。

<クィーンエリザベス公園>

バンクーバー半島の、ちょうど中央部の高台(標高約150メートル)に、
「クィーンエリザベス公園」があります。
この公園は、カナダで最初にオープンした公営の植物園で、
手入れの行き届いた、四季折々の花壇や緑の芝生が本当に美しく、
何度訪れても、心を和ませてくれる公園です。
ドーム型のブローデル温室内には、300種類以上の熱帯植物が生い茂り、
色鮮やかな熱帯産の鳥が飛び交っていて、まるで天国にいるような美しさですよ!
しかも展望台に登ると、見晴らしも素晴らしく、バンクーバー市街はもちろん、
晴れた日には、遠くカスケード連山まで遠望でき、大きく深呼吸すると、
心の隅々まで晴れ渡るような気持ちになりました。

<スタンレー公園>

次に、バンクーバーのダウンタウンに近い森林公園、
「スタンレー公園」に向かいました。
この公園は、入江に突き出した岬全体が、森林に覆われた自然公園で、
バンクーバーのシンボル的な公園です。
実はこの場所は、19世紀半ばまでは、
温帯雨林の鬱蒼とした森と湿地帯だったそうですが、
1889年に市民が国を動かし、この土地を公園に造り変えたそうです。
何と、東京の日比谷公園の約25倍もの広さがあるんですよ!
その広大な園内には、世界のバラ愛好家の高い評価を得ているバラ園があり、
ベルーガクジラ、シャチ、ラッコなどが飼育されている、
カナダ最大の水族館もあり、各地から集めた
大小のトーテム・ポールが並んで立つ、トーテム・ポール公園のほか、
海水浴場、テニスコートなど多彩な施設が揃っていて、
市民の憩いの場となっています。

公園の海沿いを、ぐるりとたどる約10キロのプロムナードは、
歩くと3時間はかかると思いますが、
心地よい潮風と森林浴気分が同時に体験できる道で、
サイクリングや散歩、ジョギングを楽しむ人を、たくさん見かけました。
トーテム・ポール公園は、湾の向こうに見える高層ビル群と、
ヨットハーバーが印象的で、最高の景色を楽しめる、おすすめのスポットです。

園内を歩いていると、野生のリスにもよく出会いました。
このリスたち、人の手から食べ物を受け取ったり、
場合によっては肩の上に乗ってくるほど、人懐っこいんです。
自然と動物が、人の暮らしとうまく解け合っているんですね。
しかし公園の中には、原生林がそのまま残っている場所もあり、
そこはかなり緑が深く、人通りがなくなると、怖いぐらいでした。








<チャイナタウン>

バンクーバーのダウンタウンから、東に少し離れた所に「チャイナタウン」があります。
ここはカナダでは最大、世界で2番目に大きいチャイナタウンです。
カナダに中国人がやって来たのは、19世紀の中頃で、フレイザー峡谷の金鉱探しのため、
アメリカから北上してきた人々をルーツに、その後、カナディアンパシフィック鉄道の工事のため、
移民してきた人々などが加わり、現在では、市民の約10%にあたる、25万人ほどの中国人が住むようになりました。

一歩その街に入っていくと、まるで別世界です!
屋台が並び、漢方、中国茶のお店もあり、精肉店、果物店、中国雑貨店と、眺めているだけでも楽しくなります。
日本の食品もありましたよ!
ここは、バンクーバー市内にある他の場所と比べて、かなり値段が安いので、
平日の夕方や日曜日などは、飲茶を楽しむ人や、買い物客たちでごった返しています。
この街に行かれたら、ぜひ街灯を見上げてみてください。
すべてに竜がいるんです。こんな演出も、楽しいですよね。
そして、チャイナタウンの近くの通りは、ストリート名が漢字でも書かれています。
たとえば、「MAIN STREET 」は「緬街」、「KEEFER STREET 」は「奇花街」というふうに。
そんな当て字を探すのも、楽しかったです。




<ライオンズゲート>

「ライオンズゲート」は、バンクーバーのスタンレーパークと、ノースバンクーバーを結ぶ、
カナダ一の長さを誇る美しい吊り橋で、全長1500メートル、橋脚の高さは116メートルあります。
完成は1938年と古く、かなりレトロな雰囲気ですが、実際、耐用年数を過ぎているらしく、
「ライオンズゲート・プロジェクト」という、補修工事の方法を、広く一般から募集しているそうです。
現在は、2100万ドルをかけて、この橋の再塗装工事が開始され、2006年夏頃、完成する予定だそうですが、
出来上がりがどんな色になるか、というのが、現在、最も議論を呼んでいるのだそうです。
完成したら、ぜひまた行って、この目で確かめてみたいですね。




<ビクトリア島>

最後に、ビクトリア島に向かいました。
ビクトリアは暖流のおかげで、北にあるわりに、それほど寒さは厳しくなく温暖で、
「定年を過ぎたらビクトリアで暮らしたい」というのがカナダ人の夢の一つと言われるほど、過ごしやすい土地です。
ビクトリア島に行くには、バンクーバーから飛行機かフェリーに乗ります。
私は飛行機に乗ったのですが、バンクーバーの飛行場で、離陸を待ちながら、
旅の疲れでしょうか、"なかなか離陸しないなぁ〜"と思いながら、眠ってしまいました。
少しして、ふっと目が醒めると、まだ飛行場内を進んでいます。
私は、「まだ出発してないんだね、遅いねぇ」と、言ったら、「もう着いたよ!」と言われ、びっくりしました。
離陸だけでなく、着陸の時も、飛行機の揺れに気づかなかったなんて!
実は、この湾を飛行機から見ると、小島が無数にある美しい景色を眺められたはずなんですが、残念でした!
きっと、それだけ疲れていたんですね・・・。




<ブッチャート・ガーデン>

この街には、"花の街"ビクトリアを象徴する、「ブッチャート・ガーデン」があります。
ここはかつて、石灰石の石切り場の跡だったそうですが、
ぽっかりと空いた深さ15メートルの石切場跡を見て、ジェニー・F・ブッチャート夫人が、
壮大な庭園を築くことを思いつき、彼女の指揮の下、近所の農場から土が運び込まれ、
すり鉢状に植物が植えられて、「沈んだ(=Sunken)庭」が誕生したんだそうです。
ここには、イタリア庭園、フランス庭園、日本庭園などもあり、世界中の草花が、満喫できるんですよ。
緑がまぶしい芝をキャンバスに、赤と白のイングリッシュ・デイジーが沿道を縁どり、
鮮やかなオレンジ色のワックスフラワーが、うす紫色のアンキューサに引き立てられて、
本当に美しく、まるでパッチワーク・キルトを広げたような、見事なお庭でした。

ビクトリア島は「お花で飾られた街」、という印象が強いのは、公園の他にも、各家庭の玄関先やお庭が、
とてもよく手入れされているからだと思います。
鉢植えのお花で、華やかに飾られた窓辺などは、本当に愛らしい演出がされていて、
花好きやガーデニング・マニアには、たまらない魅力であふれています。
お花で飾られた、おしゃれなホテルも数多くあり、観光客もとても多いのですが、
お花のせいでしょうか、この島では、ゆったりと優しい、穏やかな時間を持つことができました。




カナダは、雄大で厳しい大自然に触れたかと思うと、一方では、よく手入れされ、
設備の整った公園で、穏やかに楽しむこともでき、
どの場所に行っても、そこでしか出会えない、自然との楽しみ方を満喫することができる国です。
そして、自然を大事にするお国柄らしく、どの街に行っても、
小さな生活の一こまを彩ってくれる、可愛らしいお花たちが、必ず出迎えてくれて、
お花の大好きな私を、本当に無邪気な気持ちにさせてくれました。

お花というのは、本当にいいですねぇ。
眺めているだけで、心が和みますし、どんどん元気になっていきます。
お花にたずさわる仕事をしていて、今改めて思うことは、"本当に幸せ!"ということです。
お花に触れない日は、ほとんどないのですが、それでも飽きることなく、
ワクワク、ドキドキできるのも、お花のおかげです。
お花に囲まれた生活(仕事)は、大変なこともいっぱいありますが、それ以上に、幸せな気持ちを運んでくれるので、
お花には感謝の気持ちでいっぱいです!
そんな花好きの私を虜にするカナダには、これからも、何度も訪れたいと思っています。











Copyright(C) GreenRose. All Rights Reserved.