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 『イギリス、ESSAY,1』


今回から、イギリス紀行となりますが、
イギリスといえば、何種類ものバラが咲くイングリッシュ・ガーデン、
何世紀にも渡る歴史と伝統を残したマナー、
そして優雅なアフタヌーン・ティーなどが、まず思い浮かびますよね。
郊外には多くの自然が残り、
ゆったりとした時の流れを感じることができる一方で、
ロンドンのような大都市では、
あらゆる文化の最先端を体験することもできます。
イギリスは、かつては『日の沈まない国』と呼ばれた大帝国でした。
そんな重厚な歴史と、産業革命などの革新的な技術や進歩が、
何重にも重なりながら発展した国なので、何度訪れても飽きることのない、
さまざまな顔を見せてくれる国なんですよ。

<サボイ・ホテル>

ロンドンのテムズ川沿いにある「サボイ・ホテル」は、
リッツよりも古く、1889年創業で、ロンドンを代表する高級ホテルの一つです。
ビジネス街のシティーとウエストエンドの間に位置し、
周辺には数え切れないほどの劇場、バー、レストランが並ぶ場所にあります。

初めてこのホテルに滞在した時のことです。
タクシーを降りるとすぐに出迎えてくれたホテルのボーイさんの笑顔の、
何とキュートだったこと!
9時間の時差も何のその、到着早々、気分はニコニコになりました!(笑)


しかし、一歩ホテルに足を踏み入れると、それはクラシカルな雰囲気で、
見るからに高級な家具をあしらったフロントや、高い天井など、
まさに最高級ホテルの味わいを満喫できます。
お部屋に入ると、龍の模様のカーテンを背景に、お花が器に飾られていました。
重厚な雰囲気の中でも、さりげなく華やかな演出があって、
旅行気分をそっと盛り上げてくれるような、うれしい心遣いでした。
バス・トイレも、とても広く、10畳ぐらいはありそうで、
ちょっとした、お姫様気分を味わえます。

ホテルの建物は、かつての大英帝国の威厳を
いかんなく発揮したイメージなのですが、
レストランのウェイティング・ルームは、
シノワズリーを随所に取り入れたデザインで、
モダンな華やかさがプラスされていましたが、あくまで上品な演出で、
古き善き時代の、優雅さや伝統が、しっかり伝わってくる空間でした。

レストランは、テムズ川が見える場所にあり、少し遠くに時計台が見えます。
こちらでは、伝統的なアフタヌーン・ティーも体験できるんですよ。
もちろん、ネクタイ&ジャケット着用でなければ入れませんが・・・。

いろいろな国を旅して、素晴らしいホテルには、いくつも滞在しましたが、
私の中では、この「サボイ・ホテル」は、かなり上位にランクしています。
どこにいても、優雅に、のびのびと過ごせるのですが、
伝統に裏打ちされた重厚な雰囲気に、背筋がスッと伸びて、
とても気持ちのいい緊張感をもたらしてくれるからです。



<バッキンガム宮殿>

バッキンガム宮殿といえば女王陛下の居城ですが、
屋根に国旗が掲げられていない場合は、
どちらかへお出かけということなんだそうです。
そしてここでは、衛兵の交代式を見学しました。
というより、それを見学する人々の背中を見に行ったようなものでしたが・・・。
とにかく、すごい人だかりでした。

4月から8月上旬までは毎日11時30分、(日曜日は10時30分)、
それ以外の時期は隔日の同時刻から、30分間行われる儀式です。
さんざん待たされるわりには、
儀式は"あっ"という間に終わってしまうんですよ。
衛兵の行進、騎兵の行進、宮殿の前での演奏、
また行進(帰路)といった内容です。
運が良いと、行進の時に、
王室関係の方が乗っている馬車も見ることができるそうです。





<オークリーコート>

ロンドン郊外にある、このホテルのお庭は、そのままテムズ支流の川岸に至ります。
天気のよい日には、テラスで川を眺めながら午後のお茶を楽しんだり、
ホテルでアレンジしてもらった船の上で、シャンパンを抜いたりと、本当に贅沢で、大人の時間を楽しめるホテルです。

館は130年ほど前、ゴシック・リバイバル大流行りのビクトリア朝時代のもので、
フランスから来た妻のために夫が建てたという、エピソードも残っています。
何でも新婚の花嫁がホームシックにかかってしまい、それを慰めるために、
フランスシャトー風、ゴシック様式の館をわざわざ建てたんだそうです。
だからでしょうか、実はこのホテル、1969〜1979年の10年間に、200本近いホラー映画が撮影されたという、
知る人ぞ知る"怪奇の館"なんですよ!
つまり、あの「ドラキュラ」や、「フランケンシュタイン」の舞台となった場所なんです。

確かに、穏やかな日射しの中、静かに時が過ぎていくばかりの、美しいホテルですが、
ちょっと屋根を見上げると、その端にはおどろおどろしい魔よけのガーゴイルがあって、
青い空をバックに、フランス風の怪しい雰囲気が醸し出されており、ちょっと不思議な感覚でした。

私がそのホテルに滞在した時、ロビーには、テーブルに大きな大きな器に、
真っ白なアジサイが、こぼれんばかりに活けてあり、
その贅沢で優美な雰囲気に、すっかり酔ってしまいそうでした。
ホテルの庭には、たくさんの樹が美しく整えてあり、中庭では、
結婚式(ガーデン・ウェディング)のパーティーが出来るような作りになっています。
きっと、とびきりロマンティックなウェディングが、開かれるのでしょうね。

<ウィンザー城>

ロンドンの西34キロのウィンザーにある、イギリス王室の居城です。
900年以上に渡る歴史を誇り、王室の居城としては、世界最大規模だそうです。1066年にウィリアム王が築き、
現在はエリザベス女王が、週末を過ごすお城として有名です。
入口のヘンリー8世門をくぐると、セント・ジョージ礼拝堂とアルバート記念礼拝堂があり、
精巧なミニチュアのドールハウスが見られる、クイーン・メアリ人形館などもあります。
北東のステート・アパートメンツでは、絢爛豪華な調度品や家具が残る、
歴代国王の寝室や居間も公開されていて、見どころもたくさんあって飽きません。

お城の中心に位置するラウンド・タワーからは、テムズ川と名門イートン校も一望できます。
お城は城壁に囲まれ、外観も中世の城壁を思わせる重厚な雰囲気をたたえています。
そして、衛兵達の交代式も見られるのですが、バッキンガムよりウインザーの方が、おすすめかもしれませんね。

ウィンザーに行かれたら、小さな町も忘れずに散策して下さい。
テムズ川に面したこのお城は、いつも観光客で賑わっていますが、
対岸には、英国にあるパブリック・スクール(全寮制の私立校)の中でも名門中の名門の、イートン校があります。
ですから、街に出ると、アンティークショップも並ぶ歴史ある街並を、
燕尾服の制服を着用した学生さんたちが、行き交うのが見られ、中世の雰囲気を存分に味わえますよ。

ところで、ウィンザー城には、出口がいくつかあります。
ある時、正門でない、ちょっと静かな出口から出ようとした時のこと。
反対側から、紳士と、そして助手席には、ご婦人が乗った中型の車が、入ってくるのに遭遇しました。
その時、そこを通ろうとしていた私達に、軽く会釈をされたんですね。
その上品な微笑み方と、しぐさの美しさは、今でもはっきりと憶えています。
何と形容したらいいか分かりませんが、本物の“品格”を感じました。
ウィンザー城に車でお越しになり、中に入っていけるのは、皇室とゆかりのある方々のはずですよね。
大英帝国を象徴するような、それは高貴な微笑で、今でも忘れられないシーンです。












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