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ESSAY,4
『ニュージーランドの観光地』
〜クイーンズタウンから、オークランドまで〜



いよいよ、ニュージーランド紀行も、ラストになりました。
最後に、駆け足ですが、有名な観光スポットにも触れてみたいと思います。

まず最初は、南島に位置するクイーンズタウンから。
この街は、1860年代の金鉱発掘の時の拠点として開発されたのですが、
美しい自然に囲まれたこの土地に、初めて降り立った採掘者が、
「女王が住むのにふさわしい場所」、と言ったのが、
街の名前の由来と言われているそうです。

その名の通り、フィヨルドを思わせる紺碧のワカティプ湖、
気品を感じるサザンアルプスの山々、
そして、やや寒冷地ながら、熱帯雨林のような森が見られるなど、
変化に富んだすばらしい景色が堪能できる、魅力的なリゾート地です。

南極からの冷たい空気が流れ込むので、空気は冷たいのですが、
オゾンホールによって日光は非常に強くなり、日射がある日は温暖になります。
そのせいか、ガーデニングも盛んで、
住宅街では、凝ったお庭をいくつも目にしました。
ニュージーランドでは、日本の3倍のスピードで木が育つらしいので、
お花だけでなく、たくさんの緑が上手に活かされた庭造りを、
拝見することができるんですよ。

この街では、ワカティプ湖畔のホテルに宿泊した時、
快晴だったある日の夕方、すばらしい夕焼けに遭遇したことがあります。
日が傾きかけると、最初は、湖のすぐ近くの、雪を抱いた山に夕日が当たり、
山全体を淡く、ゆっくり染めていきました。
次第に、山々を染めていく色が、赤オレンジ色へと変化すると、
紺碧の湖面と、暗くなりかけている青い空、雄大な雲の流れなどの、
それぞれの色のコントラストが、それは雄大に迫ってくるのです!
一秒、一秒、濃淡が変化していく様子を眺めていると、
静かにそよぐ風とともに、時間と、私の心とが、
ゆったりと流れ出し、その景色の中に、ふんわりと溶け込んでいくような、
不思議な気持ちになりました。
いろいろな国で、いくつもの美しい夕暮れを見てきましたが、
私の思い出の中では、最高に美しく、脳裏に焼きついている光景です。

しかし残念ながら、その時の写真がなく、お見せすることができません。
たぶん、写真を撮ることを思いつかなかったほど、
あの不思議な空間に、身を委ねていたんですね。



さて、この翌日は、ミルフォードサウンドに、朝早く出発しました。
「サウンド」という地名は、「潮の影響で削られた入り江」という意味ですが、
このあたりの地形は、氷河の影響で削られた、
高さ1200mの垂直の壁が、湾の両脇にそそり立った入り江なので、
本来は、北欧などと同じく、「フィヨルド」と呼ばれるべき場所です。

この壮大なフィヨルド内を、遊覧船に乗ってクルーズしたのですが、
氷河によって削られた、絶壁の景観を堪能したり、
あちこちの岩場では、アザラシが寝そべっているのを見たりしました。
運がよければ、イルカやペンギンなどにも、出会えるそうです。
ミルフォードサウンドは非常に雨が多いので、自然に滝が出来ます。
切り立った山のあちらこちらから、
しかも、緑の中を水が流れる様は非常に美しく、幻想的でした。

森はと見ると、まるで熱帯のジャングルのような雰囲気です。
雨が多いせいか、お花よりも、シダ類が多く、
中には、3m〜10mぐらいあるものも、たくさんありました。
私は大きなシダが大好きなので、眺めてるだけで、嬉しくなりました!



さて最後は、ニュージーランド最大の都市、オークランドで締めくくりましょう。
ここは、空と海の玄関口で、
"City of Sails"(帆の街)の愛称で知られるとおり、
セーリングやボートなど、マリンスポーツのメッカとなっています。
雪の降らない温和な気候で、大自然に囲まれながら、
洗練された食べ物やファッションなど、
多彩なアーバンカルチャーを楽しめるスポットです。

海のそばということもあり、魚類が安くておいしいんですよ!
(肉は、鶏肉が一番高価なんです!)
伊勢エビも、本当に安くて、しかもあまりに美味しいので、
つい追加注文をしてしまうほどでした!
高級ホテルでディナーをいただいた時などは、
前菜として、"カキ"を注文したのですが、
大きなカキが12個も出てきたのには、さすがに驚いたものです。

さて、オークランドでは、車で1キロぐらい行った郊外のファームで、
乗馬にも挑戦してみました。
初心者は、パドックの中だけでしか、乗馬を楽しめない国が多いのですが、
ここニュージーランドでは、未経験者もすぐに大自然の中に、
馬と共に足を踏み出すことができるんです。
日本の都市と違って、大きな公園がいくつもあり、
自然と都市が、うまく融合した都市づくりになっているからなんですね。

実は私、乗馬を2〜3年やっていたので、
ここで乗馬できることを、とても楽しみにしていました。
しかし、あまりに久しぶりでしたので、緊張して乗っていたら、
驚いたことに、外乗してしばらくしたところで、
馬が急に、風のように走り出したんです!
あわてましたが、遠くになだらかな丘を見ながら走るのは、
それは、爽快な体験でした。

しかしガイドさんは、とても心配して駆けつけてくれて、
無事を確認すると、すぐさま一言、"上手いですね!"と言ってくれました。
本当のことを言うと、途中、一カ所不安定な場所で落馬しかけて、
とても恐い思いをしたのですが、ほめられたので、
精一杯の笑顔で、"ありがとう!"とだけ、言っておきました。


ニュージーランドの観光地は、あまりに懐の深い大自然に囲まれているせいか、
人も自然も大らかで、見知らぬ旅人も、暖かく受け入れてくれるので、
ここに来るたび、どんどん心が解放されていく気がします。
実は、この国には、原発がありません。
いかに自然と仲良く共存するかについて、深く考え、徹底しているからこそ、
奇跡的に美しい大自然を守っていけるんだなぁと、いつも感心しますし、
ずっとこのままでいてほしい、大好きな国の一つです。















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